【S19最終8位】郷愁ランドカビレヒレ(2085)
【はじめに】
お久しぶりです。漆原ことUruと申します。
今回は、S19にて最終8位を達成したので記事を書きたいと思います。
構築を煮詰めていったら懐かしいアローラのニオイがしたので構築名に郷愁をつけました。懐かしいポケモン達と対戦出来て楽しかったです。
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※レンタルはTwitterのDMで渡せます。
【構築経緯】
・ウーラオスさえ考慮できれば環境上位に対してのろいカビゴンが広く打ち合えることに気づきカビゴンから構築をスタート。
・カビゴンがきついウーラオスに強く、リフレクターでカビゴンの積みのサポートができかつ、積みに対する切りかえしが可能なHBくろいきりカプ・レヒレを採用。
・レヒレだけでは見切れない物理アタッカーを威嚇でごまかしつつ、とんぼがえりから後続に繋げられる霊獣ランドロスをスカーフで採用。
ここまでのランドカビレヒレで大体のパーティが見れることがわかったので、後の3匹は特定の構築に対して強く出れるポケモンをそれぞれ採用した。
結果、受けやレヒレ意識の①瞑想ヘドロヤドキング、ランドロスに強くナット絡みのサイクルに強い②パワフルハーブテッカグヤ、サンダードサイナットやテッカグヤ意識の③そうしょくチョッキヌメルゴン
を採用し構築が完成した。
【コンセプト】
・ランドカビレヒレでの有限サイクル
・負け筋を踏まないよう不用意に目先のアドを取りにいかない
・ヌメルゴンは何となく左上
【個体紹介】
(採用経緯順)
・カビゴン@フィラのみ
調整意図
A:+2キョダイサイセイ(威力140)でH4振りウーラオスが確定
HB:残りでなるべく高く
間違いなく最強だった。レヒレのリフレクやランドロスの威嚇を合わせればウーラオス以外で積めない対面はないといってもよく、ウーラオスの急所攻撃も先に積んでDMを切れば微々たるダメージしか入らない。基本的にランドレヒレと合わせてサイクルを回して相手に先にDMを切らせて、いなした後にカビゴンを通すことを意識した。サブウェポンはダイアースによるD上昇と、ヒードランやジバコイル、ドサイドン意識の地震だが、ナットレイが大分面倒だったのでヒートスタンプでもいいと思う。
・カプ・レヒレ@たべのこし
参考元(問題があれば削除します)
積みに対しての切り返しに特化した型。試しに使ってみたら強すぎてこの型以外のレヒレが使えなくなるくらい強かった。ランドロスの威嚇とんぼがえりから着地することでリフレクを貼る際の被ダメージを軽減できるため、複数回のサイクル参加が可能。タイプ上の相性補完も優れていた。くろいきりがあるおかげで苦手だったクレセリアやピクシーに対して有利に立ち回ることができる。相手のDMに対して1発耐えてリフレク↑裏のカビゴンに繋ぐ動きがあまりにも強く、かつ綺麗で一人で感動していた。
https://roshipokepoke.hatenablog.com/entry/2021/01/01/232935
調整意図
B:下降補正をかけることでDL調整
実は今まで上からの対面操作はあまり信用していなかったのだが、相手を縛った状態で威嚇を入れて襷を削りながらとんぼがえりが打てるのが余りにも強かった。環境に剣舞ランドロスしかいなかった影響もあってかスカーフランドロスのケアが甘い構築も多くかなり刺さっていたと感じた。Bに下降補正をかけている関係上かなり脆いが、大体上から蜻蛉しているだけでほとんど被弾しないのであまり気にならない。ポリ2にCを上げられないおかげでとんぼからカビゴン出しが成立する。Bに下降補正をかけるのはニコショさんに教えてもらった。
・ガラルヤドキング@くろいヘドロ
調整意図
S:40族抜き(S振ってるドヒドイデとか意識)
HD:いい感じに高く
ランドカビレヒレ自体がサンダーが若干重たいのと、レヒレやドヒドイデに対して安定して立ち回れるポケモンがこいつしか思いつかなかった。汎用性を落とさずに受け構築に対して5分以上に立ち回れる点を評価している。物理耐久も平均くらいはあるので相手のDM技を一回受けてからバックしてさいせいりょくで回復することでDMターンをうまく枯らす動きができるのが強力だった。悪ウーラとランドロス後投げに無力すぎるのが難点なので選出や立ち回りで細心の注意を払っていた。
・テッカグヤ@パワフルハーブ
参考元(問題があれば削除します)
ボックスにいたテッカグヤの中で強いと思える型がこいつしかいなかったので採用した。要素として①ランドロス②ゴリランダー③ナットレイに強く④サンダーに勝てる可能性を1%でも残しているポケモン…テッカグヤしか思いつかない。実際はランドロスもカビゴンで見ていたりしたためほとんど出さなかったが、出した試合は確実に活躍してくれ、1桁チャレの勝ちを決めたのもテッカグヤだったので満足している。
調整意図:ランドロスのジェット耐えることがわかったからHCぶっぱ
最終日前日の仕事中に突如降ってきたポケモン。ここまでで相手のヤドミガテッカグヤがどうしても重く、ボルトロス等を使っていたが対策になっていなかった。求める要素が①テッカグヤに強い②ナットドサイ絡みのタイプ受けに強い③ランドロスに対面弱くない…ヌメルゴンが草食いながらこっちを見ていたので採用した。スズ君と前日くらいに通話してた時にスズ君が推していたのも後押しして採用に至った。実際は1回も草食わなかったしどこで活躍したかあんまり思い出せないが出した試合なんだかんだ勝った試合が多かったので採用してよかった。技範囲広げていったら竜技ない変な構成になった。マスコット感強かったからなんとなく左上。
【選出】
選出の8割以上は
上記の選出でどうしても対応できない時だけ残りの3匹の中から柔軟に選出していた。
別にランドカビレヒレを無理して出していたわけではなく、選んでいったら自然とこの3体になる。
【立ち回り】
書くこといっぱいあるけど絞って書きます。
・スカーフとんぼがえり→着地
初手にスカーフランドロスを置き、相手に威嚇を撒きながらとんぼがえりをしてHBレヒレを着地させる動きが強いです。具体的にはエースバーンやカイリュー、剣舞ランドやミミッキュ、悪ウーラに対して有効です。相手がどういう出方であれレヒレ着地からの展開で一方的な展開を防ぐことが出来ます。エスバやウーラの襷を削れるのも吉です。水ウーラ対面はおとなしく素引きから入ります。
・リフレクター→のろい展開
リフレクターとのろいの相性がいいです。のろい展開のデメリットは展開スピードが遅いことですが、そこをリフレクターで補ってあげることで簡単にカチカチカビゴンを爆誕させることが出来ます。また、1度リフレクからの展開を見せることで相手に無理やりDMを切らせてこちらは裏のポケモンでいなすといった動きもとれるため立ち回りの幅が広いです。
・で詰めに入るまでに石橋を叩きまくる
この構築はランドカビレヒレのシナジーが強い構築ですが、単体ではそれぞれパワーが高くない型を採用しているため一歩踏み間違えると即負けにつながります。そのため一見アドバンテージが取れる対面でも、負け筋を考えて耐えて耐えてサイクルを回し続ける必要があります。わかりやすい例でいくと初手エスバランド対面は地震から入ってはいけないし、じめん抜群の相手に対しても相手のランドロスが裏にいる可能性があるときはスカーフランドで地震を選択してはいけません。最終的にカビゴンで詰める展開を想定したときに、どれだけ試合の流れを想像して、いかに負け筋を踏まないかを考えて焦らずサイクル回すことに注力していました。おのずと長い試合になりますが、集中力切らしたら負けなので根性入れて戦っていました。
【デメリット】
いっぱい急所で破壊されます。これに尽きます。被弾回数が多いので仕方ありません。対策は鋼のメンタルを身に着けることでした。
【結果】
TN ハイセ 最終8位(2085)
TN マサオくんα 最終39位(2032)
【感想】
最終1桁に到達出来て本当に良かったです。ここ数か月自分の中で満足できる構築を組めておらず悩んでいましたが、自分が使いやすい系統、自分が信じてきたプレイングを構築に落とし込んだ結果満足できる構築が組めました。特にランドカビレヒレの3体はしっかりサイクルを回しつつこちらから積みの切り返しができ、課題だった4枠選出にならず3体で完結していて相性補完もいいため自分で作った構築ながら率直に綺麗で好きです。今後もランクバトルでもっといい結果が出せるように頑張りたいと思います。サイクル続けてて本当に良かったです。では。
【宣伝】
次回Frontierは7/10 19:00~放送です!!
前期最終1桁4人もいるので熱い戦いが見られそうです。
個人のチャンネルも細々やってます!1桁チャレの動画撮ってたんであげられるよう善処します。